NOTEは日本人が捨ててきたものを拾い集め、再生する企業です。

NOTE|一般社団法人ノオト

  • Japanese
  • English

文字の大きさ

  • 小
  • 中
  • 大

活動報告

2012 地域の文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業

地域の文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業 報告
2011年10月~2012年3月
 
 
対象事業:地域の文化遺産に関する普及啓発
 
 
事業の名称
ささやま ひな菓子 味めぐり
~自転車でつなぐ丹波篠山・旧山陰道暮らし探訪
 
日 時:平成24年3月18日(日)9:30 ~ 16:00
場 所:ささらい(兵庫県篠山市日置)/ひぐち本家(兵庫県篠山市福住)
事業の内容
篠山市内の旧街道を自転車で移動しながら雛人形を鑑賞。合わせて郷土に伝わるひな菓子やお彼岸のお菓子などを作るワークショップを実施。
参加人数:6人
講 師:松本剛さん、波部弘美さん、食のグループ福楽里(篠山市在住)
 
文化庁 味めぐり.jpg 文化庁 味めぐり2.jpg
 
得られた効果
市内外より参加。市内在住者でも行ったことのない場所(日置・磯宮八幡神社や福住集落)や文化財、地域資源を紹介できた。普段、車での移動ではできない体験ができたと参加者にも好評であった。
合わせて地域の食関連グループや講師の協力で、地域に伝わる伝統の食を体験できる場を創出できた。来年度以降も引き続きプログラムを展開していく予定である。
 
 
事業の名称
寒仕込みの手前味噌づくり
 
日 時:平成24年2月18日(土)11:00 ~ 14:00
場 所:さんば屋ひぐち(古民家を改修した福住地区まちづくり協議会の交流拠点)
事業の内容
篠山市の地場の黒豆を材料にした伝統的な味噌づくりを継承する。 
参加人数:19人
講 師:大西ふさみさん、波部弘美さん(篠山市在住)
 
文化庁 味噌.jpg
 
得られた効果
・伝統保存食の継承ができる市民講師ができた。同じ講師で昨年度に引き続き二回目の実施。来年度以降も開催が決まっている。
・若い世代の参加が予想以上に多く、伝統食の次世代継承のきっかけづくりとなった。参加者の4割が10~30代であった。
・参加者アンケートの100%が「よかった」と回答、満足度の高いワークショプであった。「色々な年代や地域の人と話合いの場が持てた」「「いろいろな人と知り合えてよかった」という記述があり、単なる技術継承だけでなく、交流事業としての成果があると分かった。
 
 
事業の名称
おばぁちゃんの黒豆煮、シェフの黒豆コンフィチュール
 
事業の内容
地域を代表する特産品である黒豆。中でもおせち料理の定番である黒豆煮は、各家庭で知恵を絞り、工夫を凝らし、代々伝えられながらお正月の食卓を彩ってきましたが、近年では手作りする家も減り、黒豆の産地でもお正月以外の季節に登場することが少ない。この伝統料理をもとにフランス料理のシェフがアレンジを加え、黒豆煮の姿そのままにバニラ風味を利かせたコンフィチュールを提案。丸山のおばぁちゃんによる伝統の技と、シェフの革新的な技を学び、新しい、そして奥深い黒豆煮の魅力を再発見するワークショップを開催した。
 
文化庁 黒豆コンフィ.jpg
 
得られた効果
参加者14名に地域の特産品である黒豆煮の料理法だけでなく、煮汁を蜂蜜で割ったものや、いり豆をお酒に漬けた黒豆酒など伝統的に地域の方の健康維持に活用されてきた黒豆の効能についても学ぶことができ、その奥深い魅力をアピールすることができた。イベント終了時のアンケートは100%の回答率で、いずれも内容を「よかった」と評価していただいた。参加者の半数がしない在住もしくは勤務の方であったが、日ごろ黒豆が身近にある方々に新たな活用法などを体感していただけたことが事業の目的の中でも意義深いものであった。
イベントを通じて、会場となった古民家宿「集落丸山」を認知していただくよい機会ともなり、また昼食やティータイムの寛いだ雰囲気の中では講師と参加者、また参加者同士の交流の時間も持たれ、地域資源を活用することで人の交流が生まれ、地域の活性につながる機会となったことは喜ばしい。
たまたま集落の活動を取材していたテレビ番組の撮影が重なり、ワークショップの様子がテレビ放映されたことも、単なる宿泊施設に終わらない集落丸山の魅力や、格式に縛られない地域の伝統食の魅力をアピールするよい機会となった。
 
 
事業の名称 
古典音読会
 
開催日    :平成23年 7月23日~11月5日
場 所  :篠山市立青山歴史村(桂園舎)内
事業内容
篠山市立青山歴史村が所蔵する和漢書を用いて専門講師の先生指導のもと子どもから大人までの市民を対象とした音読会を7月から11月までの間に9回開催。
参加人数 : 95名
講 師  :上野洋三
 
文化庁 音読会.jpg
 
得られた効果
「古典音読会」においては平成19年度から開始し今年で6年目に入り3年、4年と連続して参加している小学生もあった。
講師の先生も高校生ならともかく小学生でよく続けていると感心されるほど子供から大人までの参加者が定着してきた。青山歴史村の史料を活かし古典という日本の貴重な文化の伝承ができたと思われる。
 
 
事業の名称
篠山子ども狂言
 
稽古 全18回:演目ごとの時間割
早春発表会
  日 時:平成24年3月18日(日)13時30分~
  場 所:磯宮八幡神社 舞堂
 
事業の内容
篠山市内の小学校全17校に参加者を募集し、参加を希望した17名の子どもたちが、大蔵流狂言方山口耕道氏の指導のもと半年間の稽古を積み、成果を発表しました。会場となった磯宮八幡神社の舞堂に、仮設の橋掛かりを造り、能舞台をつくりました。
参加者:17名 (篠山市内の幼稚園児、小学生)
講 師:山口耕道 (大蔵流狂言方)
 
文化庁 狂言.jpg
 
得られた効果
一般的に難しそうだと敬遠されがちな能楽ですが、子どもが演じるという付加価値が付くことにより、より多くの方が興味を持ち、能楽への関心を深めることができました。
・子ども狂言に参加した子の中で、再度参加を希望する子の割合が多いことから、篠山の能楽の伝統を継承していける基盤ができてきました。
・市内の神社を発表会会場として利用することで、その地域の方々の協力をいただき、今後も恒例行事として続けていきたいということになり、地域活性化の一端を担うことができました。
 
 
事業の名称
王地山焼 手づくり教室
 
事業の内容
王地山焼の伝統的な製法である押し型成形を、陶工の指導により土型を作るところから始め型皿の制作を体験する。大量生産でなく手作りされる王地山焼の利点を生かし、普段の制作で培った技術や知識を利用することで、珍しい磁器の体験教室を行う。
教室  :全5回
参加者:14名(定員20人)
 
得られた効果
体験教室を行うことで、普段王地山焼に馴染みの無い方にも、参加を通して特徴、魅力を感じていただき、王地山焼を認知していただく良い機会となった。また、復興より二十数年培ってきた王地山焼の技術、知識を活かせた良い機会であったと思う。
 
文化庁 王地山.jpg
 
市内在住の方の参加がほとんどであったが、14名もの参加者が集まったことで王地山焼への興味、関心があることが感じられた。今回のように磁器を扱う体験教室は珍しいのと思うので、参加者にとっても貴重な体験教室になったことと思う。
全5回と言う長期間ではあったが、参加者の方からは「楽しかった」「参加してよかった」との声が多く聞けた。一部の方からは「次回があればぜひ参加したい」との意見もあり、今回のような体験教室の需要があることが感じられた。
 
 
事業の名称
地域の文化遺産を訪ねるツアーのガイド用シナリオブック作成
 
事業の内容
・ 「丹波篠山の黒豆」は、全国的にも名の知れたブランド農産物である。一般のひとたちにとって、その味は知っていても、「なぜ黒豆が篠山の特産物になったのか」「その歴史的経緯や土壌的・気候的必然性」そして「それを可能にした先人の知恵、栽培テクニック」「新たな調理法の数々」・・・を知る機会はほとんどない。ここでは、「地域の文化資源」のうち、「食文化資源」に着目しガイド用シナリオブックを作成する。
・ 具体的には、下記のようなテーマを専門家にヒアリングし、その結果を下に、地元の方々が外からの来訪者に分かりやすく説明するための短いシナリオを編纂した。
・ 仕様:A5サイズ 82ページ 1000部印刷
・ 配布先:黒豆関連のガイドツアーやワークショップ参加者へ資料として関係各所 施設等
 
得られた効果
識者のお話により、食の文化財「黒豆」の背景がさらに深く掘り下げられた。来年度以降はこの結果をもって、ガイドツアーの創出/実施を行う予定である。
 
文化庁 黒豆本.jpg 
 
 
事業の名称
篠山の農と祭り ~篠山の晩秋から早春~ドキュメント
「伝えてきたもの、そして残したいもの」
 
事業の内容
篠山の「伝統行事」や「暮らしの中の民族的習慣」そして「変わりゆく季節の風景」を、写真、および映像に記録し、地域内に点在する文化的資源を保存・紹介するための基礎資料とする。
・映像および写真は、編集し以下のように活用する
⑴    地域文化遺産を訪ねるツアーガイドシナリオ作成時に利用
⑵    DVD化し、地域の資源を伝えるための記録資料として、
市内の関係団体・図書館、各自治会などに配布
⑶    内外に地域資源をPRするため「you tube」等で配信
地域の伝統行事、暮らしの中の民俗学的習慣や風景を、市内の文化財と絡めながら記録する。
 
得られた効果
2011年の晩秋から2012年の早春にかけて、篠山の人々の暮らしをドキュメント、3本の作品として完成
 
 

PAGE TOP